2012年6月20日水曜日

4bet


4bet


プリフロップでの4betをする主な理由が2つある

  1. バリューのため強いハンドを持ちポットを膨らませたい3ベッターに対し、全てのお金をプリフロップで得たい
  2. ブラフとして5betに降りるつもりなら、4betはブラフである。下記の両方が相手に当てはまるという明確な読みがあるべきだ。
    A. 相手は多くの弱いハンドを含んだレンジで3betをしている

    B. 相手は4betにfoldしそうである
    これは重視される必要がある。とても広くとても弱いレンジ(K9oのようなハンド)で3betをして、4betをコールするのを好むプレーヤーがいる。このような相手にライト4betをしないこと。



3betに関する前のセクションで説明したように、4betがバリューかブラフかを識別できることは重要である。
4betをプレーした後、結果を重視しすぎないこと。
バリュー4betして相手がもっと良いハンドを持ってることもあるし、ブラフ4betするに素晴らしいスポットで仕掛けてオールインが帰ってくることもある


4betサイズ

よくある100bbでのオープン(3~3.5bb)、3bet(9~11bb)の状況で、標準的な4betサイズは25bbである。
相手にオールインかフォールドの二択を少ない額で強いたいが25bbはこれを果たしている。
より大きい額だとブラフが高くついてしまい、より少ない額だと相手に4betをフラットするのに良いオッズを与えてしまう。
前述のように、アンノウンまたはコーリングステーションに対して4betすべきではない。
従って彼らには決まったサイズではなく、バリューのためのより大きな4betをする。

ブラフとして4betする理由は何か?

以下のいずれかの理由はライト4betを納得させるのに十分な理由を備えているものではない
しかしながら理由が増えるにつれて、進んでブラフ4betを使うべきである

  • 相手は高い3bet率(フルリングで8%+、6-maxで10%+)を持つレギュラーである
  • 相手のフォールド4bet率が高い
  • 相手がBUやCOから3betしている
  • スティールポジションからオープンしている
  • AxやKxのようなブロッカーを持っている
  • これまでに相手のライトな3betを見ている


2012年6月19日火曜日

Squeezing


Squeezing(スクイーズ)


一人がレイズし、一人以上がコールしたとき、三人目がリレイズしてポットから全員を追い出そうとすることをスクイーズという。
このプレーの美しさは、他のプレーヤー達を試すことだ。それぞれがコール、リレイズ、フォルドするかどうかを決めなくてはならない。もしハンドを継続したいなら、力強い強さと攻撃に直面しなければならない。とてもパワフルなプレーである。

利益的なスクイーズチャンスの背後にあるダイナミクスは、一人の相手に3betするものとは異なる。
まず、近頃のプレーヤーはスクイーズが頻発することを知っている。従って、最初のレイザーとコーラーは4betやコールでプレーし返す可能性が高い。


スクイーズの前に留意しておく要点

  • 一人に対して3betするよりもプリフロップでフォルドされない著者の10NLと25NLのデータベースでは、fold 40%, 4bet15%, call45%
  • 上記から、スクイーズで何を目的とするか計画を持っておくべき
    また、4bet,またはコールされたときの計画も考慮する必要がある
    目的から適切なハンドレンジで相手にスクイーズできる

3bet


3bet


一人のレイザーに3betする主な理由は3つ。


  1. 悪いハンドからバリューを得たい

    これは相手があなたの3betをコールまたは4betのどちらかをより弱いレンジでするということ。
    バリューのために3betするが結果4betにフォルドすることもあるということに留意。
    これは通常、ルースなオープンで、よく3betにコールするが滅多に4betしないプレーヤーに対してである。例えば、あなたは3betに対してたくさんのポケットペア、弱いKX, QXでコールするがKK, AA, AKで4betするようなプレーヤーに対抗することを述べている。この場合では、KQで3betするが4betにはフォールドすることは正しいプレーだ。
  2. 対戦相手がフォールドする可能性があり、数bbを勝ち取る
    あなたのハンドをショーダウンすることなくポットを勝ち取ることから心理的・メタゲームの効果もある。
    やればやるほど相手は懐疑的になり、彼らのライトなコールダウンの可能性が強まる。これは頻繁な攻撃を経て印象を発展させる力である。大抵結果としてあなたが正当なハンドをもったときに支払ってもらえる。

  3. フィッシュと自分を孤立させたい・他の上手いプレーヤーにスクイーズする動機を与えない
    3betサイズは大きくする必要は無い。時には2.25xの3betをすることができる。
    ポットに参加したいどのプレーヤーも、アクションが終わっていないことを分かっている。これは彼らが留まるのに強い妨げとして役立つ。

なぜ3betするのかを知ることで、4betに直面してもどう処理するのか分かるので大切である。


ここで3betをする前に考慮すべきいくつかの一般的なガイドラインを示す。

  • アーリーポジションよりもレイトポジションに広く3betする(レイトポジションのレンジはおそらく広く弱い)
  • タイトプレーヤーよりもルースプレーヤーに広く3betする
  • ポストフロップでポジションがあるときに広く3betする(コールされても利益的にプレーするのが簡単になる)
  • Fold to 3betが低い相手には広くバリュー3betする
  • 相手が素直なポストフロップをプレーする場合たくさん3betする

Calling a Raise


Calling a Raise(コールドコール)


ほとんどの人は(退屈と我慢できないために)プリフロップでコールしすぎている
多くのプレーヤーがフロップを見るのが好きだが、コールの正当な理由がなく金を無駄にしている

レイズをコールするのによい理由:

  • 相手のオープンレンジよりも良いハンドを持っているが、4bet、call 3betに対しては弱い例:ルースにオープンするが高いFold to 3betを持つ相手に対してKQoをコール。3betされるとKK, QQより弱いハンドは降りてしまうので、KQoがドミネートしているレンジとフロップをプレーする。
  • 投機的ハンドを持っていて、とてもいいインプライドオッズがある
  • ハンドの強さを隠すため

Isolating Limpers

Isolating Limpers(リンパーのアイソレート)



頻繁なLimpは弱さ・未熟さのサイン
オーバーリンプはすべきでない。プレーすると決めたらただレイズする。


例外もある

  • SBにいてスモールペア、ミディアムスーテッドコネクタ、弱いAスーテッド、スーテッドワンギャッパを持っている
  • 持っているハンドがボトムレンジで、3人以上のリンパーまたは2人のリンパーうち1人がショートスタック  ※注 2人のショートスタックがいる場合limp/raise allinをされる可能性が高いのでボトムレンジは下りたほうが良い)
  • スモールペアを持ち、ブラインドに(頻繁にリンプする)大きなターゲットがいて、彼とフロップを見たい場合


レイズをする場合

  • アーリーやミドルポジションでも十分強いハンドでリンパーをアイソレートしたい
  • リンパーに対する明確なポストフロップのリーディングが無く、レイトポジションからフロップ後(ほとんどの場合)バリューを取りたい

Opening Bet Size


Opening Bet Size(オープンサイズ)


基本3bb、たまにレイトポジションで2.5bb、SBからは3bb

 ミンレイズ(2x)

長所
fold or 3betでめったにstealにコールしない相手に有効
対タイトプレーヤーにも有効

短所
ミンレイズは相手にコールする動機を与える(特にインポジション)
ミンレイズは強いハンドを持っている(ショウダウンで勝てそうな)・ポストフロップでポジションを持つ(ショーダウンなしで勝てそうな)時にポット構築をしそこなう


 大きいレイズ(3.5x+)

長所
大きいレイズはプレミアムハンドを持ってコーリングステーションから搾り取れ、Fit or Foldの相手からも搾り取れる
大きいレイズはプレミアムハンドを持っているときにより早くポットを膨らませられる

短所
3betにたくさん降りていると大きいレイズは相手に3betする非常に良い動機となる
相手がOOPのとき、あなたに対し3b投機的ハンドをプレーするのを妨げてくるが、これはあなたが相手にしたいことである
膨れ上がったポットサイズのせいで、ポストフロップで失敗するとリスクが高くつく


 標準(2.5-3x)

長所
標準のレイズは平均的な相手に対して損失と利益の対比が良い
ポジションを持っているときの標準の3betに対し、続けてプレーするのに十分な小さいポットを保つ

短所
標準のレイズは異なるレイズサイズを使って搾り取れる相手に対して最適ではない

Opening Range SB


【SBオープン】


リーディングが無い場合

[22+, A2s+, K2s+, Q7s+, J7s+, T7s+, 97s+, 86s+, 75s+, 64s+, 53s+, 42s+, 32s, A2o+, K8o+, Q8o+, J8o+, T8o+, 98o]

リーディングがある場合必要に応じ調整する。


ハンド1 SB J5o
Villain 7/5(459), 3bet 2%, Fold to CB 5/5
このタイプのプレーヤーはおそらくLevel one(自分が何を持っているかで考える)プレーをしているので、プレーを変えてこない限り100%のレンジでオープンする。

 ハンド2 SB
Villain 24/21(459), 3bet 10%, かなりlight3betする。一方でVPIP,PFR,3Bの割にstealに対するBB defenceをほとんどしない(1/10)
Fold to CB (1/6), Fold to turn CB (1/4), AF 5.9, X/R 2/10

BBにLAGがいるとSBでのプレーが難しくなる。LAGはポジションを使い、PreflopでのRestealや、PostflopでのCallingやFloatingをしてくる。

オープンレンジをタイトにする。

【対LAGのSBオープン】

[22+, A2s+, K9s+, Q9s+, J9s+, T9s, 98s, ATo+, KTo+, QTo+, JTo]

タイトにすることで3betに対して継続してプレーできるハンドが広くなる。つまり4Bet、Call3Betをライトにできる。